マッカーサーギャレッジで昆虫食す
前回の記事「メローな気分にさせてくれ② | 50歳目前サーファーの好奇心.1」の続き
昆虫メニューとの出会い — 好奇心という小さな冒険
チャレンジを決意した私は、小柄なウェイトレスに視線を向け、そっと手を挙げた
程なくして運ばれてきたその正体は
昆虫メニューの正体
好奇心に委ねて昆虫メニューを頼んでみたら、
なんて事はない、出てきたのは要するにイナゴの佃煮だった、、
佃煮って…
味も甘じょっぱく、いかにも和風テイストだ、
俳優気取りでアメリカンな雰囲気にも酔っていたのに、、

垢抜けない中学時代へ──。
なんだか厚木の田舎育ちの自分にとっては、
馴染みの田園風景にすっかり引き戻されてしまった、
すっかり米国文化に浸っていた夜が、 子供のような好奇心に身を任せ、注文をはしゃいだせいで、
垢抜けない中学時代に一気に引き戻された感じがした、
フロントガラスのその先に
ほろ酔い気分もろとも、現実のアラフィフの夜に引き戻された私だったが、
視線の先にはマッカーサー元帥のキャデラックが相変わらず鎮座していて
──映画『スタンド・バイ・ミー』の少年たちがフロントガラスの向こう側から優しく微笑んでる気がした
いや、テディとクリスあたりは、腹を抱えて指さしてゲラゲラ笑っているのかもしれないな
閉店が訪れ、帰り際に私は、同級生達にメッセージを送った
幾つになってもチャレンジしようという言葉を、キャデラックと佃煮の写真に添えて
アラフィフサーファーの自身と尊厳と冒険心
翌朝、自分のキャデラック(ハイエース)で充分な睡眠を取った私は、
最近少しマンネリ気味だった日課の週末サーフィンに
いつもよりも自信と尊厳と冒険心を宿して、車を海へと走らせた
本ブログ――noa-mellowlife-poetry では、「ゆるやかな日常、時に非日常」を、なるべく詩的に!綴っていきたいと思っております。
懐かしい記憶や、アラフィフ世代特有の悩みを、
少しメローに
誰かの心の片隅にやさしく響けばうれしいです。
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