仕事で付き合いがてら、まあ仕方なく始めてみるか——そんな軽い気持ちでゴルフを始めた。
当初のセッティングはキャロウェイのエピックで統一。スピーダーシャフトにライムグリーンのアクセント。おじさんくさいゴルフ用品の中で、古いカワサキのバイクっぽくて、辛うじて許せるやつを選んだだけだった。
ところが打ちっぱなしでミートした瞬間の快感が、じわじわと癖になってきた。
何度か連れられてコースに出たら、意外と楽しいじゃないか、ゴルフ!
気づいたら、父親にも再開させてラウンドたまに一緒に回れば父親のボケ防止にもなるし、とか、だとしたら2セット持って父親に貸せるし、とか、
都合のいい理由をつけながら、ギア沼に片足どころか全身で突っ込んでいた。
50才手前のおっさんというのは、こうやってハマっていくらしい。
そんな中で出会ったのがコブラだった。
YouTubeで西畑さんの動画を見ていくうちに、あのブラックヘッドの無骨な佇まいに惹かれていった。無駄のない、道具感のある黒。一年かけてバッグの中が少しずつ黒く染まっていった。
一方でFWは早々に戦力外通告を受けた。
かつてのスピーダーシャフトの3Wと5W、決まれば気持ちいい。でもコースでは常に「暴れる予感」と隣り合わせで、アドレスのたびに小さな祈りが発動していた。「頼む、まっすぐ飛んでくれ」と。
神頼みのクラブって、もはや武器じゃないな、と。
それは現行マイバッグの中のダークスピードの3W、5Wも同じ。購入時、おばかだったのは、エピックと同じスピーダーシャフトを選んでしまったこと……シャフトによって変わるとかあまり当時は分かってなかったのだ。ちなみにドライバーはtourADにリシャフトした。
そんなわけで最近目に留まったのが、キングテックの2W?(と言って良いのか……)——ミニドライバーだった。
ドライバーほど暴れず、UTより飛ぶ。そして何より、ダークスピードの1W、2W、KINGTECの3U、4Uと続くラインナップの流れが、なんとも美しいじゃないか。
機能だけじゃない。この並びに、小さな拘りと美学がある。
まだ手元には届いていない。でも、なぜかもう信頼している。
根拠のない確信というやつだ。
次回、納期に3ヶ月かかったミニドラが手元に届いた!

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